移転しました。
先日、別の部署から休日ヘルプの打診。
「あー、◯◯日っすか。その日はシフト入ってんじゃないすかねー」
と、白々しく大嘘ぶっこくと、背後で聞いていた事務の女の子が気を利かせたのか大声で、
「あ、◯◯さん(管理人)、その日は休み入ってますよー!」
うんうん、余計な事は言わないでいいんだよ?
そんなワケで本日は、米ボスファイトスタジオ社、VITRUVIAN H.A.C.K.S.シリーズをカスタムしたソロモン・ケインをご紹介。
気の利いた先達諸兄なら恐らくここでバックカードも自作して「おお、スゲェ!」となるところなのだろうが、残念ながら管理人はそんな技術は持ち合わせていないのでパッケ画像は無し。
ソロモン・ケインは、コナン・シリーズで有名なパルプマガジン作家、ロバート・E・ハワードによって創造されたヒロイック・キャラクターのひとり。
16世紀後半から17世紀初頭のピューリタン(清教徒)であり、あらゆる形をした“悪”を打ち負かす以外に特に明確な目的もなく世界を放浪する陰鬱な男である。
物語は主にパルプマガジン「ウィアードテイルズ」誌に掲載され、舞台はヨーロッパからアフリカのジャングルへ、そしてまたヨーロッパへと舞い戻ることもあった。
ソロモン・ケインは非常に敬虔なピューリタン(清教徒)であり、狂信的かつ揺るぎない信仰心、そして宗教的熱意を持つ。
彼の名は高潔で賢明なソロモン王と聖書における最初の殺人者であるカインに因んでいる。
ケインにとっての道徳性は白黒はっきりしており、曖昧なグレイ・ゾーンは許されない。邪悪な者は悪、正しい者は善であり、その中間は認めない。
彼の危険な性格と他人の命を奪うことすら厭わない強固な意志は騎士道精神に由来し、報酬や名誉を求めることなく、罪なき人々や弱き者を邪悪な魔の手から守っている。
ソロモン・ケインは、背が高く、陰気な風貌をした男で、肌は死人のように青白く、頬は痩せこけ、冷たい目をしているが、その身体は信じられないほど強靭で、動きも素早い。
また、ケインは16世紀のイギリス人清教徒として、その時代と文化に倣った典型的な服装で描かれることが多く、全身黒づくめの服、スラウチ帽、革手袋、乗馬ブーツ、ダブレット、マントを身に着けている。
彼はさまざまな種類の武器の扱いに精通しており、使用する武器は驚くほど多種多様である。
主な武器はスパニッシュレイピアで、その腕前にかけてケインは真の決闘者であり剣技の達人である。
時に彼は左手でダーク(スコットランドを起源とする突刺用の短剣)や、マン・ゴーシュを使用することもある。
また、剣のみならず銃器の扱いにも長け、フリントロック式ピストルやマスケット銃も使う。
さて、フィギュアはボスファイトスタジオ社の様々なフィギュアのパーツからキットバッシュ。
胴体と脚部はエルヴィン・ソードマンなのだが、その他にもヒーロー・ハックスの怪傑ゾロ等を中心に色々なパーツを組み合わせている。
当初はヘッドレスホースマンやデュラハンを想定したカスタムに過ぎなかったが、なんとなく条件が揃い始め、最終的に決め手となった帽子と襟は『ダイムノベルレジェンズ』と言う、同じく1/18スケールの西部劇のフィギュアから流用した。
苦労したのはケインのトレードマークと言えるスラウチ帽で、髪にボリュームがあるので頭のハチも大きく、そのままではうまく被せることができないので、内側を電動ヤスリで削ったのだが、削りすぎると穴が開いてしまうためギリギリでヒヤヒヤ。
それでもなんとか着脱可能な帽子にすることができたのは僥倖だった。
マスケット銃はリーメントのぷちサンプルからの流用。
舞台が16世紀ということで、以前紹介した海賊フィギュアとの“併せ”もできる。
ソロモン・ケインはある種のモンスターハンターでもあり、ストーリーには超自然的な存在も登場する。
個人的にファンタジーに銃は無粋だと思うタイプなのだが、ソロモン・ケインは別である。
マーベルやダークホースでコミック化もされており、フリントロック式の2丁拳銃が使用される描写もある。
アフリカの呪術師ン・ロンガから譲り受けたソロモンの杖も欲しいので機会があれば自作するなりしたい。
原作では腰のサッシュの色は緑らしいが、イラストやコミックでは赤が多用されており、実際のところ見映えも良いのでいいやって感じで。
これだけ紹介しといてアレなのだが、実はソロモン・ケインを邦訳したもので一冊の本にまとまったものがない。いや、あるにはあるのだが、部数限定で入手が難しく、値段も高め。
綺想社から「星のなかの骸骨」「死者の丘」の二冊が刊行されているので、原作に興味のある方は一読してみても良いかも知れない。
映画もあるが、そちらはまるでヴァン・ヘルシング。
どちらかと言うとヴァン・ヘルシングの方がソロモン・ケインを真似たのではないかと専らの噂だが。
映画ではキャラクターの設定も違っており、背景などが深く掘り下げられている分、ケインの神秘さが損なわれているような気がしないでもない。
何にせよソロモン・ケインはイチオシのキャラクターなので、少しでも日本での認知度が高くなってくれれば管理人としてもこれに勝る喜びはない。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
ばん
性別:
男性
職業:
ないしょ
趣味:
アメトイの収集、映画鑑賞、読書 etc.
カレンダー
カテゴリー
最新記事
(06/16)
(06/12)
(06/02)
(05/25)
(05/17)
P R