24.03.03 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S SERIES 2 / 10TH ANNIVERSARY : KNIHGHT OF ACCORD

３月３日、桃の節句は全国一斉女の子の日。

でも、それとは全く関係なく本日は米ボスファイトスタジオ社、VITRUVIAN H.A.C.K.S シリーズ２、１０周年記念フィギュアからナイト・オブ・アコードをご紹介。

近寄りがたい高台にある城郭に本部を構えるアコード騎士団は、弱体化したとはいえ、今尚、大陸最大の訓練された兵士の集団である。



ひと昔前までは、地図上のあらゆる地点に平和と秩序をもたらす無敵の存在だった彼らの没落は、20年前の混乱期に高貴な生まれであった最後の指導者が謎の死を遂げたことを期に始まる。



騎士団は依然として人類の主要な軍隊であるが、その数を再び増やし、以前の水準に鍛え直すまでは、かつてのように秩序を守る力とはならないだろう。



栄光の日々を取り戻すため、騎士団は女性にも門戸を開いている。
それは伝統との決別であり、多くの人々には受け入れ難い事実だったが、今のこの悲惨な状況を打開するためには新しい試みも必要とされているのだ。



軍隊は徐々に数を増やしつつあり、戦士も経験を積み重ねていることから、アコード騎士団は迫り来る闇に対して人類が持つ最大の希望となっている。



秩序とは人によって異なる意味を持つ。
騎士団は平和を守るために戦ってはいるが、その代償として、より大きな問題を無視せざるを得ないことも多々ある。



騎士団は、世界をより良く変える真の力となるよりも、事態の悪化を食い止めようと試みることしかできない。
現在の彼らの疲弊した状態は、人類が直面しているすべての危険に対して、過大な負担を強いられていることを意味している。



さて、フィギュアはボスファイトスタジオ社設立10周年を記念してリリースされた、ニューバージョンのナイト・オブ・アコード（調和の騎士）。



とは言ってもなんとなく古風な造りなので、もしかしたら在りし日のアコード騎士の姿なのかも知れない。



プロポーション及び造型は良好。
特に鎖帷子（チェーンメイル）のコイフ（頭巾）がイカしている。
これは以前、同社のミステリーボックスに含まれていた未塗装のアクセサリーと同じパーツ。
その他もパッと見似た感じだが、パーツの多くは新造型。



とはいえ、あまり新鮮味が感じられないような気がするのは同時発売された他の２体のインパクトが強すぎるせいなのか。やはり、悪こそ正義。



カラーリング及びペイントもまずまず。
ペイント自体には問題はないのだが、全体的にちょっと明る過ぎるので、旧素体とのパーツの流用をしようにも違和感が生じてしまうのが残念。



可動に関しては下半身が新素体の標準仕様。
大腿部の水平軸に加え、足首にロールが設けられている。



旧素体では肩のパーツがポロポロとれてしまうと不評だったが、今回は肩のアーマーは左右一体型。腰回りについても、下腹部の鎧と幅広のスカート、前垂れが一体型になっているためスタイリッシュかつ、見た目からして防御力も高めに。
腰に鞘を留めるホールを設けてないのが非常に残念。



例によって長くなりそうなので、アクセサリーの解説は次回に譲りたい。