24.05.23 VITRUVIAN H.A.C.K.S. 10TH ANNIVERSARY : ATHENA GODDESS OF WISDOM PART 2

本日は米ボスファイトスタジオ社、ウィトルウィウス・ハックス10周年記念シリーズからアテネの続き、前回はすっとばした付属アクセサリーを中心にご紹介。

先ずはボスファイトスタジオの世界線（ウィトルウィウス01）によるオリジナルストーリーから。

知恵と戦いを司る女神にしてゼウスの娘、計り知れない力を持つ不滅のアテネは、メドゥーサをギリシャ全土に仇為す怪物へと変えてしまった張本人である。
多くの意味で彼女は彼女の一族と古代ギリシャの多くに破壊をもたらした原因であった。



彼女の犯した罪を購わせるべく、ゴルゴン姉妹は軍隊を組織するとオリンポス山にある神殿を襲撃し、そこに住まう神々のほとんどを殺害したのである。



最後には敗れはしたものの、アテネの戦いの技術、特にメドゥーサの首は敵軍に立ち向かうのに十分な威力を発揮した。
しかし、メデューサの石化の視線も彼女の姉妹には全く効果がなく、アテネは独力で戦い続けることとなった。



アポロンとゼウスがステンノーとエウリュアレーの手にかかって倒れると、彼女は戦線からの撤退の潮時であることを悟った。アテネはタイムポータルを呼び起こすと、そこを通り抜けて姿を消したのである。



アテナはゴルゴンの大群の手にかかる運命から不安定なタイムポータルを通って逃れ、時間そのものによる束縛から解き放たれた。



その後、彼女が世界中の様々な場所に現れたという報告が寄せられた。
ある時は幻影となり、目撃者に向かって無音の叫び声を上げ、またある時は、より明確な姿で現れ、周囲と位相はずれてはいるものの、それ以外は正常に見えた。



信者達は多くの目撃場所を調査し、彼女を再び正常な時の流れに戻すことができるかもしれないと信じている。
彼女の知恵と戦術は、私たち人類が直面している問題を解決するのに役立つことだろう。



さて、先ほどからご覧頂いているのはアテネのコンパチヘッドバージョン。
神話ではアテネはゼウスの頭から完全武装した状態で生まれたことになっているので、もしかしたら兜なしの状態の姿はレアなのかも知れない。



個体差なのかも知れないがアイプリがズレてややタレ目気味に。



両手は挿げ替え用の開掌タイプ。



アテネの標準装備の槍と山羊革の盾（アイギス）。ペルセウスから献じられたメデゥーサの首が装備されている。
ちなみにアイギスの英語読みがイージスであり、イージス艦の名称はこれに由来しているらしい。



刃の中程が幅広なグラディウス型の剣。
古代ローマの剣闘士がグラディエーターと呼ばれるのもこの剣に因んでいる。
また、植物のグラジオラスも葉の形状がグラディウスに似ているから名付けられたという説もある。



アテネの使いと言えば、のフクロウも付属。
フィギュアはどう見てもミミズクなのだが厳密な区別はないのだろう。



左前腕に巻かれた布はもしかしたらフクロウをとまらせるためのものかも？



最後に黄金の杯。
色々と調べたが結局アテネとの関係は分からず終い。
ギリシャでは勝利の象徴と言えばやはり月桂樹なのだが、もしかしたら優勝カップと何か関係があるのかしらん、と思って調べて見たら、なんと古代ギリシャでは倒した敵の頭蓋骨で酒を飲む習慣があったらしい。織田信長か。
知ってしまった以上、今後もし何かの機会に優勝カップをもらったとしても、無邪気に喜べないな。いえもらう機会なんぞありませんけどね？(´°ω°`)

そんなわけで次回は10周年記念シリーズ最後の一体、ゴーゴン三姉妹の末妹エウリュアレーを紹介の予定。