23.12.31 HASBLLO MARVEL UNIVERSE WALMART EXCLUSIVE : GIGANTEC BATTLES / SAVEGE FROST GIANT & LOKI

毎回毎回、ウォーハンマー40,000ばかりではさすがに飽きてしまうので、本日は趣向を変えて米ハズブロ社、マーベル・ユニバース、ウォルマート限定ギガンティック・バトルズ・シリーズから、サベッジ・フロスト・ジャイアントをご紹介。

フロスト・ジャイアントとはその名の通り“霜の巨人”の事であり、北欧神話に登場し神々に敵対する存在として知られている。
同神話では九つの世界のひとつヨトゥンヘイムに棲み、超人的な強さを持つのは同じだが、説話によっては人間と同程度の背丈とされる事もある。



北欧神話に登場する巨人は概して醜悪で恐ろしい外見をしていると考えられている。
何人かは頭がたくさんあったり、人間とは全く異なる姿をした者もおり、ミッドガルド（巨大ヘビ）とフェンリル（巨大オオカミ）も巨人として定義されていた。
このあたりは西洋の“妖精”や日本の“妖怪”と同じ括り方なのかも知れない。



また、霜の巨人は人間と神々に敵意をもっていると考えられており、両者の間では常に争いが絶えない。
最終的にはラグナロクでフリュムという名の巨人に率いられたすべての霜の巨人が神々との決戦の場に集まると語られている。



さて、フィギュアはマーベル・ユニバースシリーズのサベッジ（野蛮な）フロスト・ジャイアント。
マーベル・コミックの世界では、アスガルド人と常に戦争状態にある巨人族の一種族として登場。
フロスト・ジャイアントは身長が20フィートから30フィート程の大きさがあり、非常にパワフルでタフな存在というだけでなく、氷をミサイルやボール、スパイクとして操る能力を持つ。
すべての巨人種族の中で、アスガルド人の最大の敵はフロスト・ジャイアントとされている。



プロポーション及び造型は良好。
なんでも素体は同社の12インチ版のソーの流用だとか。
鼻輪がファンキーでオサレ。
このキャラクターの出典や詳細は不明だが、恐らくロキの手先として使役されていると思われる。
何分、解説もないしセットに付属しているコミックにも登場していないので何がなんだか。



カラーリング及びペイントも問題なし。
青い肌がいかにも寒冷地の巨人らしい。
RPGやファンタジーの世界ではアイス・ジャイアントという名でも知られているが、デザイン的にバイキングの影響を受けているようにも見受けられる。
顎に刺青が入っているのが、何気に芸細。
雪をイメージしているのか、肩の毛皮にはパールホワイトの塗装も。



可動に関しては、実はちょっと難あり。
首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両上腕、両肘、両手首、胸部、腰部、両股関節（ヒンジ）、両膝、両足首と、そこそこ豊富だが、



股関節が固くて脚を前後に動かせない。
正確には壊してしまいそうで無理に動かす事ができない。



その代わりと言ってはなんだが、左手の親指を除く四指を第一関節からそれぞれ別々に動かすことが可能。



アクセサリーとして、骨のヘルメットと石の斧が付属。
右手は指が固すぎて斧を持たす事ができない。
かといって左手は保持力が弱いので、しっかりと握らせられないという痛し痒し。



大きすぎて撮影セットからはみ出しがちなので、画像もやや俯瞰気味。



４インチと比較するとその大きさが顕著に。
サーター（炎の巨人）もそうだったが、ソー関連のフィギュアはファンタジー系と親和性が高いのが有難い。

それでは皆さん、良いお歳をお迎えください。