25.02.23 PAPO : DRAGON KING

寒波のせいか朝からやたら寒い日が続いております。
身も心も縮こまっていては不健康なので、せめてとばかりにゆっくりと羽でも伸ばしたいところですが、そうは問屋が卸さない（死語）
毎度のことながら三連休とは程遠い生活で、まるでアタリメのように世知辛さを噛みしめる管理人だったりします。

そんなワケで本日は、仏パポ社のドラゴンシリーズから、ドラゴンキングをご紹介。

▲アウターパッケージ表

パポといえば言わずと知れた世界的に有名な、おフランスの動物フィギュアのメーカーで、現存する動物はもちろん、恐竜やファンタジー世界の生物なども広く手掛けている。


▲アウターパッケージ裏

同社のフィギュアについては拙ブログでも何度か紹介させていただいているが、特にここ数年はクオリティの向上には目覚ましいものがあり、管理人イチオシのメーカーさんのひとつなのである。



今回紹介するドラゴンキングは昨年の秋あたりにリリース情報が流れていた商品で、11月頃発売予定だったはずなのだが、待てど暮らせど発売されたという話が一向に聞こえて来ない。



当然、気にはしていたので色々と探し回ったところ、今年に入って英国のショップさんが海外オクに出品しているのを発見。
そろそろ一般の市場にも出回るかな、と毎日の様に米アマゾンでチェックしていたのだが、なかなか見つけることができなかったので、痺れを切らして再度海外オクで探し回り、はるばるイギリスから取り寄せることとなった次第。



しかし、経験のある方は既にご存知かと思うが、アメリカに比べてイギリスを含むヨーロッパの配送は非常に遅く、今回も発送通知が来てから実際に到着までに丸一か月かかってしまった。
しかも送料が安い代わりに配送状況が確認できず、セラーに悪い評価が一定数付いていたことから、届くまでの間、心配で心配でやきもきして夜しか眠れなかったのは言うまでもない…っていつまで続くんだよこの話。



さて、つらつらと苦労話を書いてしまったのも、実はフィギュアにバックグラウンドらしいものが特にないからである。
パッケージも潔いほど簡素だが、一応、輸送中に商品が壊れることがないように配慮されている。



プロポーション及び造型は秀逸。
ディテールが細かく、特に角、牙、爪、尻尾の先等は子供向けの玩具に似合わずエッジが効いている。
全身にトゲトゲがあるし関節も適度に固いので、イジっていると手が痛くなるくらい。
人間のように２本足で立っていはいるが、普段歩く時は４本足なのであろうと思われるデザイン。



カラーリング及びペイントも良好。
ハンドペイントを謳うだけあって、細部まで非常に丁寧に塗られている。



可動に関しては両肩、両翼の付け根がヒンジになっている他、



わずかだが、顎も開閉できる。



翼の可動範囲は、



だいたいこんな感じ。



後ろ脚が固定であり、翼のせいで重心も後ろ寄りなので、尾で体を支えて自立している。



ポージングの幅は狭いが、それを補って余りある程の素晴らしい造型となっている。



非常に素晴らしいシリーズなので、できればもう少しコンスタントに新作を発売していただきたい。



ここでボスファイトスタジオの女性騎士にご登場いただき、



このように絡めると大体の大きさがご理解いただけると思う。
ドラゴンキングにしては小さいのでドラコニアンキングくらいが妥当だろうか。