25.01.22 MEGA HOUSE 解体パズル FANTASY : ダンジョン飯 魔物コレクション / 歩きキノコ

４回に渡り長々と引っ張って来たダンジョン飯 魔物コレクションも今回で最後。
トリを務めるのはバジリスクではなく、歩きキノコで御座います。

歩きキノコとは、『ダンジョン飯』の世界において、迷宮内に棲む、二本の足のような部位を持ち自走するキノコ型の魔物の総称。
自走するならむしろ“走りキノコ”では？などと不粋な事を言ってはいけない。



大きさは通常50〜80cm程度で、ダンジョン飯の世界の迷宮では浅い階層に生息する比較的弱い部類のモンスターだが、多種多様な形態を持ち、全世界に「歩き茸愛好家」なる者も存在するらしい。



迷宮内の魔物の中では大した脅威とはならないが、新米冒険者にとっては最初の壁として立ちはだかると言うポジション。



一方、“大歩き茸”はその名の通り、迷宮の天井に届くほど成長した巨大な歩き茸である。



その大きさゆえに人体に影響を与える大量の胞子を撒き散らし、吸い込んだ者の自我を奪いゾンビ同然にしてしまったり、「チェンジリング」同様、浴びた者を変異させるものまで存在する。



ライオスの座右の書である『迷宮グルメガイド』によれば、歩きキノコは初心者向けの食材とされ、金に困ったライオス達の最初の餌食（悪食？）になった。



しかし、センシによると通常のキノコ同様、毒の有無の判別が難しいことから素人にはおすすめできない、とのこと。



足の部位は独特の香りがあり、鍋に入れるといい出汁が出て美味いが、尻と表面３cmほどは固いので捨てた方が口当たりが良くなるらしい。



さて、フィギュアに関してはシンプル過ぎて評価に困るところ。
プロポーション及び造型はまずまず。
歩いて（走って？）いるところを再現し、かつ足の形状も逆さにしたキノコなので素での自立は困難。よって台座は必須。



カラーリング及びペイントも問題なし。
色は悪名高いベニテングタケを参考にしたものか。



可動部は一切ないが、



パーツはバラバラにして、歩きキノコの卸し方を再現できる。
と言うか、もともとバラバラだったものを組み立てたんですけどね。
アクセサリーとしてミスリル製の包丁が付属。
ミスリルはこの世界における稀少金属で刃物として鍛えれば頑強な竜の皮膚すら切り裂く逸品。
文字通りセンシの懐刀で、本人曰く「この世にふたつとないかも知れない」とは、世界広しと雖もそんな稀少金属を包丁に使うような者はふたりといない、と言う意味合いが強いと考察される。



これまで紹介してきた、それぞれのフィギュアに付属している大サソリ（ミミックに付属）、歩き茸と茸足（歩きキノコに付属）、藻、サカサイモ（いずれもゴーレムに付属）、干しスライム（バジリスクに付属）の食材パーツを集めることで、



オオサソリと歩きキノコの水炊きが完成する。
もしかしたら、これも一種のビルドフィギュアといえるのだろうか？



そんなこんなで、メガハウス社のダンジョン飯 魔物コレクション。立体パズルという触れ込みではあるが、なかなかどうして良く出来たフィギュアなので、是非シリーズ化して頂きたいものである。